2018年10月頃からブラウザから利用することができるEvernote Web版がベータ版を利用できるようになりました。
これにより、Evernoteのサービス開始当初から利用している人は3種類のEvernote Web版に切り替えて使用することができます。
- クラシックバージョン
- 現在のバージョン
- ベータ版
今回のベータ版ですが、以前よりPCで利用できるクライアント版に近づいていて、すごく便利になりました。
無料のベーシックプランでEvernoteを利用している人は2台までの端末制限がありますが、Web版であれば何台でも利用できますので、これを機にアプリから変更してみてはいかがでしょうか。ただしスマホのブラウザからは利用できず、PCのみとなっていますのでご注意ください。
ベータ版に切り替える手順
【1】対応ブラウザのGoogle ChromeかSafariからvernote Webにログインします。
人気のメモアプリ | Evernote で大切なノートを整理
https://evernote.com/intl/jp
【2】左下のユーザーアイコンをクリック > [ 新しいEvernote Web版に切り替える ] をクリック。
ブラウザが読み込みを開始し、ベータ版に切り替わります。
Evernote Web版のメリット・デメリット
- Evernoteに保存してもPCのストレージを使わない
- ブラウザで作業できるのでPCの性能が高くなくても動作が軽い
- ベーシックプランの台数制限にWeb版はカウントされないので、その他に2台の端末と同期できる
- 利用できるのはPCのみでスマホからはアクセスできない
- PCでも現在のところ使えるブラウザはGoogle ChromeとSafariのみ
- PC版に比べると使えない機能がいくつかある
- Evernoteがメンテナンス・障害などでサーバーが落ちているとデータに一切アクセスできなくなる
デメリットももちろんあるのですが、PC版のEvernoteアプリが重くなってしまった人に特にオススメします。
キーボードの [ Ctrl ] + [ Shift ] + [ V ] キーでテキストとして貼り付け(スタイルなしの貼り付け)をすると、テキストが貼り付けられるまで数秒掛かることが多いので、完璧に動作が軽いとは言えませんが、アプリ版ほどPCが高性能でなくても大丈夫です。
表の作成・編集がPC版と同等に
現在のバージョンでは1×1から最大で6×6の表を作成することができますが、1度表を作成すると、後から1行増やしたり、1列削除するといった編集はできませんでした。
ベータ版では、PC版と同じように後からでも行と列の追加・削除が可能になっています。その他にも下記の機能が使えます。
- セルの背景
- セル内での配置(上・下・中央)
- セルの結合
- 行・列の追加・削除
- 行・列の移動
この表機能と、Evernote標準の機能(左・右・中央の配置、文字の装飾など)を組合わせれば、かなり自由度の高い表が作成可能となっています。
添付ファイルが好きな場所に挿入できる
ベータ版ではノートの途中に画像などの添付ファイルを挿入できるようになりました。
Web版の現在のバージョンでは添付ファイルはノートの一番下に追加されますが、ベータ版では添付ファイルをマウスでノート上にドラッグ(移動)して挿入したい場所にカーソルを合わせてドロップ(離す)すると、その場所に追加されます。
PC版では当然のようにできることでしたが、Web版も対応してくれたので便利になりました。
ノート一覧でサムネイル画像が表示されなくなった
クラシックバージョン・現在のバージョンではノート一覧の右端に正方形のサムネイルが表示されていましたが、ベータ版では廃止されてしまったようです。
サムネイルでノートを探しやすくしていたため、この変更はとても残念でした。
その他
その他に変更があったものです。
- ノートをノートブックに移動する方法
- タグの付け方
- タグ自体を削除できなくなった
- サイドバーの幅が広がり3ペイン(3分割)表示に
ノートブックの移動方法と、タグの付け方が少し変わりました。
ノートに付けたタグを削除することはできますが、タグそのものを削除することができなくなってしまいました。現在のバージョン、クラシックバージョンではできるので、Web版しか使えない場合はそちらに切り替えることで削除することができます。
UIで大きく変更されたのはサイドバー(黒い部分)の幅が広がり、3ペイン表示になりました。PC版だとサイドバーを縮小表示できますが、Web版のベータ版はできないため必然的にノートの表示部分が小さくなります。
慣れや好みもありますが、機能的には大きくバージョンアップされていると思います。いつでも現在のバージョンに戻せるので気軽に試してみてください。