セル内に改行の入った楽天市場のCSVを編集する

楽天市場の商品説明って、このように改行を入れて編集するときに見やすくしていることが多いと思います。

楽天市場 RMS 商品登録画面

この商品の情報をCSVで抽出してExcelで開くと、このように改行ごとに行が変わってしまいます。
下の画像はExcel > [データ] > テキストファイルからCSVをインポートしたところ。

セル内に改行があるCSVをExcelで開くと…

本来1行1商品なのでこのままではCSVの編集はできません。

どうにか楽天市場のCSVを編集する方法がないか探してみたところ2つ方法を見つけました。

      1. マクロを利用して読み込む
      2. 無料で使えるCSV編集ソフト「Cassava Editor」を使う(※Windowsのみ)

今回はこの2つの方法をご紹介します。

目次

マクロを利用して読み込む

今回は下記サイトのCSVを読み込むためのマクロを利用させていただきます。

CSVの読み込み方法(改)|ExcelマクロVBAサンプル集
http://excel-ubara.com/excelvba5/EXCEL119.html

こちらのサイトのコードを「Sub CSV入力()」~2つ目の「End Sub」までをExcelのVBEに貼り付けます。

「VBE!?何それ?」という方やマクロの使い方がわからない場合は、下記のページを参考にしてください。

Excelのマクロはどこに書くの?公開されているマクロをコピペで使いたい!
https://316-jp.com/excel-macro-basis

VBEのコードウィンドウにコードを貼り付けたら、 [ ツール ] > [ 参照設定 ] をクリック。

Excel VBEの参照設定

[ Microsoft Scripting Runtime ] にチェックを入れ [OK] をクリック。

Excel 参照設定

Excelに戻り [ 全セル選択 ] ボタンもしくは [ Ctrl ] + [ A ] キーで全セルを選択する。
[ ホーム ] タブからセルの書式設定を [ 文字列 ] にする。

セルの書式設定を文字列にしないと先頭が「0(ゼロ)」から始まるデータがある場合に「0」が削除されるなどデータが崩れてしまう場合があります。

Excel 全てのセルの書式設定を文字列にする

[ 開発 ] > [ マクロ ] をクリック。
マクロ名から [ CSV入力 ] を選択 > [ 実行 ] をクリック。

Excel マクロの実行

Excelに読み込みたいCSVファイルを選択して [ 開く ] をクリック。

Excel インポートするCSVを選択

セルが広がってしまいわかりづらいですが、今回は1商品だけ登録したCSVだったので、2行目にそのデータが入りました。先頭が「0」から始まるデータも「0」が付いたまま読み込まれていますね。

Excel CSVのインポートした結果

セル内に改行が含まれていた「PC用商品説明文」・「モバイル用商品説明文」・「スマートフォン用商品説明文」も1つのセルに収まりました。改行も維持されたままです。

Excel セル内に改行を含むCSVを取り込むことに成功

これでExcelで編集できるようになりました。

無料で使えるCSV編集ソフト「Cassava Editor」を使う

楽天市場のCSVでしたら先ほどのマクロで読み込みできるとは思うのですが、もしできなかった場合はCSVの編集ができるフリーソフト「Cassava Editor」をオススメします。

楽天市場のRMSではACCESSを推奨していますのでACCESSがあるのであればそちらを利用したほうがよいでしょう。

RMSではACCESSの使用を推奨しています。

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Excelの入っているPCだとCSVファイルはExcelに関連付けされアイコンがExcelのものになってたりするのでCSVはExcelで開くものと思っている方も多いかもしれません。

CSVファイルのアイコン

ExcelでもCSVを読み込むことはできますが注意すべきことがいくつかあります。上述したように先頭が「0(ゼロ)」から始まる商品番号や電話番号などを含むCSVをダブルクリックでExcelで開いてしまうと「0」が消えてしまったり、「1-1」が「1月1日」に変換されてしまったりします。

[ データ ] タブ > [ テキストファイル ] からインポートして書式設定を文字列にすることで上記のことは回避できるのですが、セル内に改行がある場合はマクロ以外に解決策が見つかりませんでした。

本来CSVとは文字列をカンマで区切ったテキストファイルですのでメモ帳で開くことができます。開けますが見づらいし編集には向きません。

CSVファイルをメモ帳で開いたところ

そこでオススメなのがCSV専用のエディタです。いくつかありますが一番使いやすいのが「Cassava Editor」です。

残念ながらWindowsのみ対応のようですが…。

Cassava EditorからCSVを開く

Cassava Editor – あすかぜ・ねっと
http://www.asukaze.net/soft/cassava/

Cassava Editorのダウンロードはこちらからできます。

Cassava Editorを起動 > [ 開く ] アイコンをクリック。

Cassava EditorでCSVファイルを開く

開きたいCSVファイルを選択 > [ 開く ] をクリック。

読み込みたいCSVファイルを選択

CSVファイルを開いただけで先頭の「0」も消えていませんし、セル内に改行が含まれていた「PC用商品説明文」・「モバイル用商品説明文」・「スマートフォン用商品説明文」も1つのセルに収まっています。

Cassava EditorでCSVを開いたところ

さすがCSV編集エディタ。Excelでは商品数が多く重くて開けないファイルもCassava Editorなら開けたりしますので重宝しています。

マクロも使えますのでネットショップ運営するなら使いこなせるようにしたいソフトです。作業効率がグンと上がりますよ。

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この記事を書いた人

PC/スマホ/アプリ/Webサービスなどの使い方やトラブルの解決方法などを中心とした、役に立つかもしれない情報を書いてます。

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