Androidスマホ・タブレットを使っていてこんなこと思ったことありませんか?
「新しく買い替えたスマホに今まで愛用していたアプリをインストールしようと思ったら、Google Playからアプリがなくなっていた!」
そんなとき、アプリのバックアップがあれば新しい端末にインストールすることができますよね。
今回はAndoridアプリを他の端末に移動する方法をご紹介します。
ざっくりとした手順
- コピー元の端末からアプリのAPKファイルを抽出
無料アプリをインストールして簡単にAPKを取り出せます。root化不要! - 抽出したAPKファイルをコピー先の端末に移動
SDカードやクラウドストレージなどで、ファイルを移動します。
- コピー先の端末でAPKファイルを実行して野良アプリとしてインストール
APKファイルとはAndroidにアプリをインストールするためのファイルです。
アプリをインストールしている端末からAPKを抜き出すアプリを使いAPKファイルを取り出して別の端末に移動すると、そのアプリをインストールすることができます。
APKファイルがあれば、Google Playを経由しなくてもアプリをインストールすることができるので、大事なアプリのバックアップとして保存しておくことをオススメします!
別の端末にアプリを移行する際の注意点
1. コピー先の端末がアプリに対応していない場合はインストールできない
例えばAndroid 4.3のスマホにAndroid 4.4からしか対応していない「ポケモンGO」アプリを入れようとしても残念ながらインストールはできません。
2. 古いバージョンのアプリはセキュリティ的に危険な場合もある
Google Playでは常にそのアプリの最新バージョンが配信されています。
当然ですが、抽出したAPKファイルは抽出時のバージョンのまま更新されることはありません。
いつまでも古いバージョンのままアプリを使っていると、脆弱性(欠陥)が見つかった場合にとても危険な状態になります。アプリ開発者が脆弱性などの対策を行った場合はアップデートして使うことをオススメします。
特に理由がないのであれば、アプリは最新のものを使うことをオススメします。
3. APKファイルに含まれるのはアプリ本体だけ
APKファイルでコピー先の端末にインストールした場合、初めてそのアプリを使ったときと同じまっさらな状態になります。
アプリ内のデータまではコピーできません。
例えばこんなデータはAPKファイルには含まれていません。
- LINEのトーク内容
- メールアプリで受信したメール
- ゲームアプリのセーブデータ
「ポケモンGO」だと、アカウントでログインすればコピー先の端末でもコピー元で遊んでいたときのデータを引き継いで遊ぶことができます。
ただ端末に保存されている「バトルパーティ」は復元することができません。
このようにサーバーに保存されているデータは良いのですが、端末に保存されているデータはAPKファイルとは別に保存する必要があります。その保存方法はアプリにより違います。
別のAndroid端末にアプリをコピーする方法
【1】コピー元の端末からAPKファイルを抽出する。
抽出には無料アプリをインストールする必要があります。
私のオススメは「JSバックアップ」というアプリです。日本製でdocomoの純正アプリと連携していたこともあり、安全性は高いと思います。
もし「JSバックアップ」でAPKファイルが抜き出しが成功しなかった場合、「Apk Extractor」を使ってみると上手くいくかもしれませんので試してみてください。
下記の記事を参考にAPKファイルを抽出してください。
【2】抽出したapkファイルをコピー先の端末に移動する。
抽出したアプリをコピー先の端末に移動する方法はいくつかあります。
- SDカードにAPKファイルを入れ、コピー先の端末にSDカードを挿す
- Googleドライブ・Dropboxなどのオンラインストレージを経由する
- PCを経由する
【3】コピー先の端末でインストールする。
ファイルマネージャー系のアプリでインストールしたいAPKファイルを開くとインストールが始まります。
抽出したapkファイルは野良アプリ(Google Play以外からダウンロードしたファイル)の扱いになります。
野良アプリをインストールする場合は、端末の設定で提供元不明のアプリを許可する必要があります。
以上でアプリの他の端末への移動は完了です。