【2023年】個人事業主におすすめな確定申告ソフトの選び方

年が明けると、そろそろ確定申告シーズンですね。

困っている人

確定申告自体が初めてで何をどうしていいかさっぱりわからない…

私は今年(2023年)で6回目の確定申告になりますが、初めて確定申告をしたときは本当に何もわかりませんでした。

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「何がわからないのかもわからない」こんな状況でした。

この記事では確定申告には必須の確定申告ソフトの選び方とおすすめの確定申告ソフトをご紹介したいと思います。

こんな人向けの記事です

  • 個人事業主の人
  • 青色申告する人
  • クラウド型の確定申告ソフトをお探しの人

白色申告であれば、無料で使える「弥生のクラウド確定申告ソフト」がおすすめです!

今回は青色申告を対象に、従来からあるパッケージ型の確定申告ソフトではなく、クラウド型の確定申告ソフトの中でも人気の高い3つに絞ってご紹介します。

目次

クラウド型確定申告ソフトとは?

クラウド型というのはネットに繋いでブラウザで使うタイプの確定申告ソフトです。

オンラインで使うExcelっぽい表計算ソフトの「Google スプレッドシート」ってありますよね。

それの確定申告ソフト版です。

クラウド確定申告ソフトのメリットとデメリット

従来からあるパッケージ版の確定申告ソフトは、一度購入すればそれ移行は一切お金が掛かりません。

それに比べクラウド型の確定申告ソフトは月または年間で利用料金が掛かります。

そう聞くとクラウド確定申告ソフトは割高に感じてしまいますね。

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この記事で後ほどご紹介しますが私は毎年、1ヶ月だけ有料プランの料金を支払い確定申告を終わらせています。

使い方次第では、かなり安く済ませられるんです。

そんなクラウド確定申告ソフトのメリット・デメリットを簡単にご紹介します。

クラウド確定申告ソフトのメリット

  • インターネット環境があればどこからでもアクセスできる
  • 確定申告ソフトをインストールする必要がないのでWindowsでもMacでも使える
  • 銀行・クレジットカードなどの取引明細を自動で取得し、自動で仕訳してくれる
  • ソフトのアップデートが不要で常に最新のものが使える
  • サーバーにデータを保存するため、自分のPCが壊れてもデータを失うことはない
  • 初心者でもわかりやすくなっている

やはり一番のメリットは、金融機関の取引明細自動取得、そして自動仕訳ですね。

銀行の通帳を見ながら1つずつ手入力なんてことはしなくていいのです。

クラウド確定申告ソフトのデメリット

  • インターネット環境がなければアクセスできない
  • サーバーにデータを置くためセキュリティ面で不安がある

クラウドサービス全般に言えることですが、気になるのはセキュリティ面ですね。

今回ご紹介するのはクラウド確定申告ソフトでも大手の3社に絞りました。

大手だからといって安全というわけではありませんが、実績のある企業なら多少は安心できますよね。

クラウド確定申告ソフトの選び方

さて、いよいよ本題のクラウド確定申告ソフトの選び方です。

正直なところ今回ご紹介する3つのサービスは機能面ではほぼ変わりません。

細かい操作性などの違いはありますが、慣れればどれも一緒かなっていう印象でした。

では何を基準に選べばいいのか、優先順位の高いものからご紹介していきます。

①連携サービスで決める

先ほどクラウド確定申告ソフトメリットとして挙げた銀行口座やクレジットカードのデータを取得して自動で仕訳してくれる機能ですが、自分の使っている銀行口座やクレジットカードに対応した確定申告ソフトを選ばなくてはその恩恵は受けられません。

クラウド確定申告ソフトに銀行口座を登録すると口座のデータを自動で取り込んでくれるのですが、クラウド確定申告ソフト各社で対応している銀行やクレジッットカード会社が異なります。

各社ともかなりの数の銀行口座・クレジッットカード会社に対応してはいますが確認しておきましょう。

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各社かなりの数の銀行口座・クレジッットカード会社に対応しています。

②サポートで決める

各社それぞれサポートのサービスに違いをつけて料金が設定されています。

サポートの種類はこの3つ

  • チャット
  • メール
  • 電話

使い方に自信がなくてもサポートがあれば安心です。

キーボードでの文字入力が不安な場合は電話サポートが楽ですが、そうでなければチャット・メールで十分かと思います。

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私は初めての確定申告の際、サポートを利用せずにネットで検索しながら書類を作成しましたがなんとかなりました。確定申告ソフト自体が簡単にできるよう配慮されているのと、わかりやすく解説してくれているサイトがあるので検索に自信があるならサポートは必要ないですよ。

③操作性で決める

無料お試し期間に実際に使ってみて使いやすいものを選ぶことをおすすめします。

freeeがわかりやすいという人が多いのですが、私はマネーフォワード クラウド確定申告の方がなんとなくわかりやすかったです。

人それぞれだと思うので実際に試してみましょう。

1ヶ月だけ有料プランにして書類作成後に無料プランに戻す

私の場合、支払いはほぼクレジットカードでレシートの入力もなく、仕訳も自動化されてるので確定申告の書類を作るのに1日も掛かりません。

なので年間で契約するのも無駄だな~と思い、月額払いで確定申告に必要な書類を作成後は有料プランから無料プランに切り替えてます。

毎月入力しないといけないほどの仕訳がない人はこの使い方でいいんじゃないかと思います。

  1. 確定申告の時期になったら有料プランにして必要書類を作成
  2. 保存が必要な書類をダウンロードして自分のPCに保存
  3. 有料プランから無料プランに変更
  4. また確定申告の時期に有料プランにする

この使い方の注意点として、5年~7年は保存しておかなきゃいけないデータをダウンロードしておくことを忘れないようにしなければなりません。

私の使っているマネーフォワード クラウド確定申告は有料プランから無料プランに切り替えても登録したデータは全て保存されていました(登録した過去2年分)が、こういったサービスはいつ変更されるかわからないので必ず自分のPCに保存しましょう。

保存が必要なものはこちらでご確認を。

クラウド確定申告ソフト3社の比較

クラウド型の確定申告ソフトの中から3つに絞りご紹介します。

クレジットカードや銀行口座などを登録するため、セキュリティ面がしっかりしている実績のあるサービスです。

また、わからないことがあったら検索してすぐに解決できるよう利用者数が多いことも重要です。

というわけで、クラウド確定申告ソフト大手の3つをご紹介します。

  1. マネーフォワード クラウド確定申告
  2. やよいの青色申告 オンライン
  3. 会計freee

タイプ別のクラウド確定申告ソフトのオススメは!

紹介の前に、サクッと私のオススメをお伝えします!

1年間ずっと契約しなくても、1ヶ月か数ヶ月で確定申告の書類を作成できる人

1年間契約して使いたい人

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もう少し詳しく知りたい人は、この記事の続きをご覧ください!

マネーフォワード クラウド確定申告

こちらは東証プライム市場に上場している株式会社マネーフォワードのサービス。

家計簿アプリの「マネーフォワード ME」とかが有名ですね。



パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
料金(税抜) 年額9,600円
(1ヶ月あたり800円)
月額980円
年額11,760円
(1ヶ月あたり980円)
月額1,280円
年額35,760円
(1ヶ月あたり2,980円)
※年払いのみ
確定申告書の作成
銀行・クレジット明細の自動取込
消費税集計機能
消費税申告書の作成
レポート機能
キャッシュフローレポートのみ利用可能
口座残高照会および帳簿残高との突合
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無料お試し期間があるので、実際に登録して自分の使っている銀行口座やクレジットカードに対応しているか確認しましょう。

1ヶ月無料トライアル

無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告

やよいの青色申告 オンライン

パッケージ型の確定申告ソフトの老舗、弥生株式会社のサービス。

デスクトップアプリケーションの「やよいの青色申告」「弥生会計」のデータを移行できるので、今まで使っていた方にはおすすめ。

セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
初年度料金(税抜) 無料 年額6,900円 年額12,000円
次年度料金(税抜) 年額8,800円
(1ヶ月あたり733円)
年額13,800円
(1ヶ月あたり1,150円)
年額24,000円
(1ヶ月あたり2,000円)
サポート期間 通年サポート対応 通年サポート対応
サポート内容 ・電話サポート
・メールサポート
・チャットサポート
・画面共有サポート

オペレーターからの提案時のみ
・ベーシックプランのサポート
・仕訳相談
・経理業務相談
・確定申告相談
機能 ・確定申告書の作成
・e-Tax
・仕訳・記帳の自動化
・帳票一覧
・金融機関連携
・経営状況の見える化
・POSレジ連携
・会計事務所連携
・請求書連携
・スマホアプリ

月額プランがないのが残念なところです。

ただ、サポートの必要がない人で、年間通してこまめに入力する場合は他2社と比較しても安くなります。

また、電話でのサポートをつけたい場合も一番お安くなっています。

iOS・Android対応の「弥生 レシート取込アプリ」を使えばスマホでレシートをスキャンするだけで自動仕訳ができます。

会計freee(フリー)

知識がなくても簡単にできると評判の高いfreeeです。

2019年12月にマザーズ(現グロース市場)に上場したfreee株式会社のサービス。

スターター スタンダード プレミアム
料金(税抜) ・年払い11,760円
 (1ヶ月あたり980円)
・月払い1,480円
・年払い23,760円
 (1ヶ月あたり2,680円)
・月払い2,680円
・年払い39,800円

※年払いのみ

確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの同期
請求書の作成
領収書の写真から仕訳データ自動取得
(月5枚まで)
消費税申告 ×
月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート ×
メール・チャットサポート
(優先対応)

(優先対応)
電話サポート × ×
税務調査サポート補償 × ×

レシートを写真で取り込みたい枚数が5枚以上なら、スタンダードプランになります。

楽天銀行を使っている人は注意!

2022年2月に楽天銀行から口座明細の自動取り込みができなくなりました。

ただ楽天銀行にログインしてCSVファイルをダウンロードしfreee会計にアップロードすることで利用は可能です。

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freeeにはお試しプランがあるので、実際に登録して自分の使っている銀行口座やクレジットカードに対応しているか確認しましょう。

30日間無料でお試し

freee会計を30日間無料でお試しする

まとめ

無料のお試し期間を利用して、実際に入力してみるのが手っ取り早いです。

操作とか、レシートの読み取りとか、それぞれ試して自分にあった確定申告ソフトを見つけてください。

利用料金は突然変更されたりするので、必要書類は毎年保存しておき、いつでも乗り換えられるようにしておくといいですね。

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この記事を書いた人

PC/スマホ/アプリ/Webサービスなどの使い方やトラブルの解決方法などを中心とした、役に立つかもしれない情報を書いてます。

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